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ご挨拶

食とは人を良くすると書きます。 腹が空くと怒り出す人がいます。 喧嘩や訴訟の仲裁は食事の後でせよとも言われます。 満腹に成ると人は優しくなれるのです。 美味しい物を食べた後は心までもが和みます。


由来

柿の葉は、民間薬として多くの薬効が知られています。 柿の葉茶を愛用している人が多いのもそのためです。 何時の頃からか、其の柿の葉で鯖寿司を包んだ、 お祭りの御馳走が紀ノ川上流地域に育ちました。それが此の柿の葉寿司です。 古くより寿司ネタとして、鯖、松茸、中巻き(千代巻き)、蒲鉾、むきエビ(干しエビ)、油揚げ、川ジャコ(ハエ)、が使われていました。


柿の葉すし

柿の葉で包む寿司です。柿の葉が無くてはなりません。柿の葉は6月から10月までしかありません。無ければ欲しい。多くの人が柿の葉の保存を研究し、今日では、1年中保存出来るように成りました。 多くの味自慢が、【我が家の味】を商品化しています。私共も、その一員として加わらせて頂いています。 柿の葉を開いて、懐紙(お皿)代わりにしてお食べ下さい。野趣豊かな食べ物として、元来柿の葉寿司には、お箸やガリ(生姜)は付いていません。柿の葉を上手くつかってお食べ下さい。


九度山

参詣道の一つに高野街道の町石道(ちょういしみち)があります。 その登山口が和歌山県伊都郡九度山(くどやま)町です。

 昔々その昔、その亦昔のその昔、天照大神(あまてらすおおみかみ) の妹君、丹生津姫(にゅうつひめ)がこの地に米作を伝えた時、 初めて竈(おくどさん)を据えた所でおくどさん(お九度山)。

 又高野山の開祖弘法大師が女人禁制の修行の地と定めた高野山に、 遠く四国より訪ね来た母に。 我が母も例外では無いと結界外に庵を築き母君にお住み頂き、 月の内九度母の元に参りますと約束をしたとか。(九度の山)。

 兎にも角にも、世界遺産に選ばれるところです。まだまだ、いくらでも言い伝えがありますが、その弘法大師の母君をお祭りしているのが、慈尊院(じそん いん)です。 このお寺から石塔を1町(109m)ごとに高野山の根本大塔まで180本と、根本大塔から奥の院までの37本が建てられました。是が町石道です。


九和楽

  南海高野線の九度山駅より西へ、時間に追われる方はただひたすら黙々と、ゆとりのある方はぶらりぶらりと、 途中500mの所に『柿の葉すし 九和楽』があります。 600mには真田庵(真田幸村親子をお祀りしているお寺善名称院)があります。

  ここから慈尊院まで、早い人で5分ユックリ歩いて30分、180町と書かれた石から 高野山まで約6~8時間を歩いて頂きます。 九度山駅から高野山大門まで、途中うどん屋一つ有りませんのでお弁当のご用意をしてください。 もし用意の出来ないかたは、『柿の葉すし九和楽』にご用命ください。

『柿の葉すし九和楽』は、売り切れ御免の小さな店です。 行列が出来るほどこしらえていませんので、ご予約を頂ければ有り難いです。 [喰うわ楽しい]で【九和楽】「クワラク」と呼んでください。宜しくお願い申し上げます。

日本一の柿の里 九度山へお越しの際は、ぜひ、柿の葉寿司 九和楽へお立ちよりください。 皆様のお越しを心よりお待ちしております。